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10章:パパに気持ちを素直に打ち明ける(2)
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10章:パパに気持ちを素直に打ち明ける(2)
昨晩、みよの仕事終わりにすぐパパがお迎えに参りました。パパはポルシェを愛用されております。
みよが浮かない顔をしていること、会う前からご存知だったようで、この日は特にこと細かく気遣って頂けました。
みよはパパと会ってからずっと涙が止まりませんでしたわ。辛いって。
昔は何の感情すら沸かなかった…違う、きっと押し殺していたのよね。
今は、ずっと一緒にいて、愛に触れていないと無性に怖い…
パパはみよだけの人じゃないんだって、わかっているだけに涙が止まらなくなった。
パパは口数が少なかったわ。ただ、頭を撫でてくれた。
美代子はどうしたい?
そう聞かれた。
アタシは、あなたの愛に触れてはダメ?そう聞いた。
パパは無言だった。そして笑顔で、みよを安心させようとしてくれた。
みよをずっとずっと愛撫してくれた。
身体中だけでなく、心の隅々まで。
でも昨日は失神する気はなかった。パパがどんな想いで、みよに向き合ってくれているか。そればかりを考えていた。
みよじ様と向き合いたくなったわ。
待つ。ホントは待ちたくない、待てない。
パパは全て理解してくれていた。
きっと、みよがこれからどうなるかも予期していたんだろう。
それでも、みよはパパに甘えたくて仕方がなくなって、一晩中抱いてもらった。キスばっかりでした。みよはキスが一番お好きです。
みよは、ドMですのよ。受け身なんです。
昨日のパパはやはり、みよのありとあらゆる部分にキスを施してくださいました。
ずっとずっと抱いてくれていた。パパの心の奥まで通じ合っていたかったの。
ごめんね、いつも心配と迷惑かけちゃうダメな娘で。
みよ、ホントは元気が沸かなかったんだ。
今日からパパとしばらく会えなくなっちゃうのが…。みよじ様の問題を一人で抱えなきゃならない事が。
パパはもうお出掛けになりました
辛いので本日はお薬を飲んでしばらく眠りにつきます。
皆さまお休みなさいませ。
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みよみよのハチャメチャアイドル物語 ©著者:沢村のぞみ
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