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10章:10. (2/11)





アサヒが家に来てから1週間が経った

まだ1週間…

濃い1週間だった……




私は昨日の事を思い出していた

アサヒは私の事を好きと言った
キリンよりも好きだと言った


それは好き嫌いの好き?
人間としての好き?

それとも女として?




" わからない "

アサヒは何度もそう言ってたけど、私にはアサヒがわからないよ



携帯を手に取ると電源が落ちていた。昨日寝る前に自分で落としたんだった

携帯の電源を入れると着信が3件
全部大樹からだ。

メールは2件。
一通はリサから
昨日何があったのかと心配のメール

もう一通は大樹から
言い訳が綴られたメールだった




ーー

昨日はごめん。いきなり居なくなって。
急用が出来たんだ。

本当にごめん、信じてくれ

ーー




馬鹿じゃん。本当の馬鹿男じゃん

あんな小さいお祭りで女と歩いてたら誰かしら目撃するでしょ。

現にされてるし……


よくもぬけぬけと嘘が言えたものだね
嘘ついてまで、私といたいの?


私はとりあえず大樹に返信をした



ーー

ユリちゃんと歩いてるとこ見たけど?
ーー



てか、目の前で電話してたじゃん
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last summer ©著者:天使

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