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9章:9.
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私達はその後、タクミの提案で近くの公園で手持ち花火をする事にした
花火大会は8月。
その頃アサヒは居ないから…花火を見せてあげたかったんだ
ジュボ…………ジリリリリ
ブシュアァァア…!!!!
愛「リサこっち!火、頂戴!!」
リサから私に火が移る
愛「はい、アサヒ!」
私からアサヒに火が移る
タ「アサヒ!俺にも火くれ!」
アサヒからタクミに火が移る
丸く円になった私達の手の花火は
激しくバチバチと燃え上がって
赤、青、緑、白、
いろんな色に変化していっては呆気なく終わってしまう。
花火は本当に儚い
こんなにも一瞬なのに、こんなにも綺麗
まるで、そうだな……青春?
タ「花火すぐ終わっちゃったな」
リ「タクミの仕入れが少ないからだよ」
タ「んだよ。またやればいいじゃん!!夏はまだまだ長いんだしさ」
愛「あっという間だよ」
家に帰り、携帯を確認するとリサとタクミからの着信
これはお祭りの時のやつだ。
一番新しい着信に、大樹の名前があった
私はかけ直さずに電源を落とした
アサヒに貰ったキリンを見つめた
アサヒの真似をしてベットに置いて一緒に寝てみようかな
私はいつの間にか眠ってしまっていた
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last summer ©著者:天使
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