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6章:6. (10/10)





ア「愛瑠、どうしたの?」


愛「…………。」



アサヒはグイグイ引っ張る私を引っ張った。反動で私はアサヒの方を向く

私は笑顔を作った

歪んだ醜い女だなんて、思われたくない




ア「…やっぱり大樹に会った後の愛瑠の笑顔は真似したくない。」


愛「…………。」


ア「いつもの愛瑠じゃない」


愛「…アサヒ、それが【嫌い】って事だよ」


ア「…嫌い?俺は愛瑠の事、嫌いじゃないと思う」


愛「…言って。嫌いだって。
大樹に会った後の私は嫌いだって言ってよ…」


ア「…この気持ちが嫌いなの?」


愛「そう。そうだよ…アサヒはこの私の無理やり作った笑顔が、嫌いなんだよ」





ア「…そういう笑顔にさせる大樹が嫌い。
このむしゃくしゃした…灰色みたいな気持ちが【嫌い】で合ってるなら。
俺は愛瑠じゃなくて、大樹が嫌いだ」


愛「………え…」




アサヒはそれ以上何も言わずに、私の手を引っ張ると歩き出した

アサヒの背中は、とても頼もしい男の背中に見えた。
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last summer ©著者:天使

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