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アサヒが家に来てから4日目ーー
7月は始まったばかりだというのに、猛暑が続く。暑苦しさで目が覚めた私は時計に目をやった
愛「…まだ午前中でこの暑さ」
体は寝汗でベトベト。
気持ち悪くて二度寝をする気にもなれない
エアコンのリモコンを手に取り冷房をつけた
コンコン…………
愛「入っていいよ」
アサヒだった
愛「おはよう、今日も暑いね。私暑いの苦手なんだ、アサヒは?」
ア「…俺の体は耐熱性、防水機能もついている。だから熱や暑さはなんとも感じない」
愛「…耐熱性なの?それに防水…
だから当たり前のように毎日お風呂に入ってたんだ。実はショートしないかハラハラしてたよ」
ア「…汗をかいて動けるのが羨ましい」
愛「?ベタベタするだけじゃん」
ア「生きてる…って感じ。」
生きてる……
愛「…アサヒだって生きてるよ」
ア「俺は機能してるだけ…だよ」
アサヒはなんだか寂しそうだった
昨日、【寂しさ】を知ったから感傷に浸れるようになったの?
機能してるだけ……か
アサヒの皮を剥げば、固くて冷たいロボットだなんて今でも信じられないし、…最近は信じたくない
だってアサヒは、ロボットなんかじゃないよ…
ちゃんとした心があるよ…
私なんかよりも、人間なんかよりも、ずっと綺麗な心が…。
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last summer ©著者:天使
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