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6章:6. (2/10)





アサヒが家に来てから4日目ーー


7月は始まったばかりだというのに、猛暑が続く。暑苦しさで目が覚めた私は時計に目をやった



愛「…まだ午前中でこの暑さ」



体は寝汗でベトベト。
気持ち悪くて二度寝をする気にもなれない

エアコンのリモコンを手に取り冷房をつけた



コンコン…………



愛「入っていいよ」



アサヒだった



愛「おはよう、今日も暑いね。私暑いの苦手なんだ、アサヒは?」


ア「…俺の体は耐熱性、防水機能もついている。だから熱や暑さはなんとも感じない」


愛「…耐熱性なの?それに防水…
だから当たり前のように毎日お風呂に入ってたんだ。実はショートしないかハラハラしてたよ」


ア「…汗をかいて動けるのが羨ましい」


愛「?ベタベタするだけじゃん」


ア「生きてる…って感じ。」




生きてる……




愛「…アサヒだって生きてるよ」


ア「俺は機能してるだけ…だよ」





アサヒはなんだか寂しそうだった

昨日、【寂しさ】を知ったから感傷に浸れるようになったの?




機能してるだけ……か

アサヒの皮を剥げば、固くて冷たいロボットだなんて今でも信じられないし、…最近は信じたくない




だってアサヒは、ロボットなんかじゃないよ…

ちゃんとした心があるよ…



私なんかよりも、人間なんかよりも、ずっと綺麗な心が…。
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last summer ©著者:天使

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