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1章:1. (6/6)




プシューーーッゥ
プシューーーッ…………

大量の煙が宙に舞い、アサヒの顔がうっすらと見えた。

アサヒはゆっくりと目を開く

目の色は、とても綺麗なエメラルドの様な色をしていた。



何度か瞬きをするとアサヒは自分で起き上がり、カプセルの中から出てきた。

大きく伸びをする。ロボットじゃないみたい…





橋「アサヒ、今日からお前に感情を教えてくれる愛瑠だ」


ア「………愛瑠さん」



アサヒはテクテクと私の前まで来ると、礼儀正しくお辞儀をした。



ア「お世話になります。宜しくお願いします。」


愛「あ、いえ、こちらこそ…」



喋り方も全然カタコトじゃないし歩き方も凄い自然。

とてもロボットには見えない、完璧な人間だ

流石は100年も技術が発達しているだけある…



橋「じゃあ愛瑠、何かあったら連絡してくれ。そうだなぁ…
1ヶ月じゃ全てを教えるのに足りないかな?うーん…ま、とりあえず1ヶ月間やってみてくれるか?
その後の事は僕達がやるから。」


愛「1ヶ月?!
…1ヶ月も男の子と一緒に暮らすの?もぉ…パパの馬鹿…」


橋「じゃあ、頼んだぞ」


愛「はーい…」




プシューーーッ……

分厚い頑丈な扉が開いた。外の世界へと続く道だ




愛「じゃあアサヒ、行こうか」


ア「はい。」




私と人型ロボットアサヒ1号との 、奇妙な生活が始まった。
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last summer ©著者:天使

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