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8章:波乱 (2/13)

それからスカイツリーから近かったので、浅草に行きたいと私がいいだし、浅草へ向かった。お店が立ち並び、熱々のあげまんじゅうを買って、『熱いね、俺熱いの苦手なんだ』と苦笑いする彼。
そのまま浅草寺へ歩いた。

『お参りする?』と聞かれたので、二人でお参りすることにした。パン、パンと手を叩き、手を合わせて目をつむる。

『いつまでも二人で一緒にいれますように!』

と心の中でお願いし、顔をあげて隣をみると彼はまだお願い事をしていた。私と同じお願いをしているといいな、と思った。

『なにをお願いしたの?』と聞かれ、『秘密!』といい、浅草寺をでた。すると、彼が私の手を繋いできた。仲見世通りを歩きながら、カーペンターズのトップ・オブ・ザ・ワールドが頭の中で流れる。

I'm on the top of the world looking
(私は世界の頂点で)
Down on creations and the only explanations i can find
(世界を見下ろして、答えをみつけたの)
Is the love that I've found ever since you've been around
(あなたが現れてから、私は愛を見つけた)
Your loves put me at the top of the world
(あなたの愛は私を世界の頂点に置かせるの)
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ホームレス嬢、政治家になる ©著者:サエラ

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