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6章:スペシャルボーイ
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時刻は午前2時過ぎ。
日本時間では朝の4時過ぎだ。
出国ギリギリまで仕事してたから、二日は余裕で寝てないな。
私『こんな時間まで出歩いてたらお家の人が心配するから帰りなさい。』
とにかく横になりたい。
柴犬ボーイの質問には答えず帰るように促した。
柴犬ボーイ『リカ?』
私『なに?』
柴犬ボーイ『どうして僕とは話をしないの?』
。。困った。寝不足で頭痛もするし、仕方ない。ハッキリ言うか。。
私『あのバーが何をする店か知ってるでしょ?私はお客で遊びに行ってるの。何が目的か分かるでしょ?』
柴犬ボーイ『セックス?』
私『そう。』
柴犬ボーイ『僕じゃダメなの?』
私『高校生はお断り。』
柴犬ボーイ『リカとそんなに年は変わらないよ‥‥』
私『私は24才よ、3月の誕生日が来たら25才になるわ。アナタは未だ17才でしょ?』
柴犬ボーイ『日本人は若く見えるんだね。。僕の年は。。。』
不毛な会話にイライラしてきた。
17でも18でも高校生には変わりはないし。
柴犬ボーイ『僕は子供なんだね。今月16才になったばかりだ。』
!!!!!!マジか???
前回、激しいベロチューした時は15才だったの???
あれ?でも計算が合わないような。。。
私『高校生になったばかりなの?』
柴犬ボーイ『いや。今度卒業だよ。』
私『スキップ?』
柴犬ボーイ『うん。2学年。』
日本では導入されていませんが、タイは成績優秀者に最大2学年のスキップという飛び級制度が有ります。
私『そうだったのか。』
目の前の超豪華大物物件は、成人するまで4年もあるのねーー。
さすがにそんなに待てないわー。
今度こそ、本当のさようならだ。
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