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19章:銀のライオン (1/1)

19章:銀のライオン

僕たちはなんだか似た者同士

群れるのは好きじゃないけど
こうゆうのも悪くない


だって似た傷を持って同じように笑える

他じゃ馴染めないのに
ここにいれば自然体で
それこそが僕の在り方なんだと思うんだよ


銀のライオンは草食なんだって
変わってるよライオンなのに

変わってるねって言われる度に
ほんの少しだけ痛む心があった

だけど普通になんてなれないし
そもそも普通ってどんな事かも分からないし

だったら
自分のまま此処に居ればいいんじゃないって
何でもない事みたいに言ってくれたから

銀でも黒でも灰色でもなく
ライオンでもクマでもウサギでもない

僕は僕で生きていて
僕たちは僕たちのままで此処にいて
それだけでいいんだって思えたんだよ

1000人の友達より
此処に居てくれる君達がいい


銀のライオンは寿命が短いんだって

それでも居場所を見つけられたなら
それはそれで幸せなんだと

うちらもきっとそうなんだね
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マジのちコトバアソビ ©著者:ぁむ

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