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14章:背中合わせ (1/1)

14章:背中合わせ

ほら何か違うと思わない?
さっきから気付いてるでしょ

どこまで行っても平行線で
同じような事ばっかり繰り返してる

突っ掛かって突っ掛かり返して
うちら似た者同士なんて笑えもしない今

君は君で、僕は僕
そんなことは分かってるよ
だからこうやって話てるんでしょ
この前もその前も昨日も一昨日も


深夜2時には疲れ果てて
嫌気がさして頷くことにした

そしたら気持ちが静まった
なのにもうそれは耳を塞いだ瞬間だった


どんなに向き合ってるつもりでも
絵に書いてみれば背中合わせなんだよ

今が続いていって見えるものは
明るい未来なんかじゃなくて
二人別々の明日なんだよ
ねぇ気付いた?

解ってよなんて言えなくなった
解りたいなんて思えなくなった


「喧嘩なんてするのかな」
もうあんなふうに笑えないね

「言い争いが出来る距離を
今じゃとても愛しく思うよ」
誰かのいつかのあの歌みたいに
僕らもなってしまうのかな


馴れ合いの果てはこういうもんなの?

もっと楽に笑える穏やかなもんだと思ってた



離ればなれの夜に君は何を見つけた?

お互いもう少し大人になれた時には
話してきかせてよ
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マジのちコトバアソビ ©著者:ぁむ

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