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7章:かさぶた (1/1)

7章:かさぶた

転んで擦り剥いて泣き出す
誰かが「大丈夫?」って
手を伸ばしてくれるから

だけどそんなに痛くなかったみたい


今度は泣かずに立ち上がる
誰かが「エライね」って
とても優しく微笑むから

でも本当はね、ものすごく痛いんだよ


その笑顔の代償なの
いや、これは勲章なの


だけどそんな幼さが
いつしかウソつきになったよ

強がりに気付いたよ

痛いのに『痛くない』と言う

泣きたいのに笑ってる

悲しいのにはしゃいでる

大好きなのに『大嫌い』と言う


だからいつだって
かさぶたが必要だったんだ

100になって
0に戻る事は出来ないけど
1に戻るくらいは出来るでしょ


そしたら言うんだ
僕は僕で居るんだ

痛いけど大丈夫って

泣いた後で笑うんだ

悲しんだ後ではしゃいでみる

大好きだから大嫌いって言葉に逃げたんだ


かさぶたは大人になるための代償なの
いや、一つ大きくなれた勲章なの
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マジのちコトバアソビ ©著者:ぁむ

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