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1章:目を閉じる理由
部屋に一人きり
まだ真っ暗な夜明け前
もっと一人になりたくて
静かに目を閉じるんだ
心地いいくらいの静寂を
保つように流れてる歌は
鮮明に君を思い出させるよ
現実の何もかもを忘れられる
まだ君に救われてるんだ
悲しいけど悲しくたって
この時間が好き
だってこの悲しみは
君なくして生まれなかったから
悲しいけど悲しくたって
この時間が好き
だって僕の幸せは
君と居た季節の中にあったから
もっと一人を感じたくて
静かに目を開けたんだ
明るく見えるのは
目が慣れてきたせい?
それとも朝が迎えに来た?
僕を君から離すように
現実を解らせるために
お願いだから照らさないでよ
真っ暗な夜が好き
空気が透き通ってるから
色んな事がキレイなんだ
お気に入りのあの歌も
確かに響くこの鼓動も
ねぇ太陽の下で照らされて
どんな顔で笑えばいいの
見たくないものまで見えてくる
ねぇ星空の下で照らされた
君の笑顔だけあればいいの
見たいものこそ見えなくなる
ずっと夜だったらいいのにな
ずっと思い出せたらいいのにな
ずっと、ずっと
でもね、きっと
本当は、もっと
今も、君が居ればいいのにな
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