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14章:20歳、21歳~リナ+アイ=愛~ (1/14)

14章:20歳、21歳~リナ+アイ=愛~

丁度、私が看板をおりる決断をしたとき


この街であることが有名になっていた。


『宮崎さんが、グランドグループとは別で自分で独立をして、社長としてキャバクラを開く』





私はそれを聞いて
宮崎さんの元で働こうと思った。


しょうじき、まだ昼に戻れる自信はなかった。



まだ体調も万全ではなく
精神安定剤と睡眠薬と胃薬をのんで毎日を乗り切る生活で
仕事も復活してからも休みがちで
そこから急に社会復帰なんて

続かないのが目に見えていたから。




まず、今の周りには夜の人間しかいないから

昼の社会人、大学生の友達と少しずつ交流を深めてって
とりあえず、今の交遊関係を変えていく所から初めて
昼の世界の人間関係を知っていく必要がある。



夜で働きながら、普通の生活、普通の価値観とは何か勉強していこう。



そう思った。


昼の子達の恋愛模様や、生活スタイル。



まなみは私より早く子供に恵まれ今は普通の主婦だからまなみともまた連絡を、とりはじめた。



そして、まなみには
『正直、出来ちゃったから私は夜をやめたもん。
だから、急に太陽の下での生活になって今でも私には合わないって思うよ。


出来るなら昼にすぐ戻るのがいいけど
あんたは私以上に夜にはまってる

だから、急に戻るのは無理だと思う。精神的に。
とりあえず、今の風俗からキャバクラに戻ったほうがましだと思うよ。

仕事内容まったく違うから、まずはその異常から抜け出したら?

キャバクラも異常だけど、風俗なんてその何倍も異常だよ。

普通の人からしたら。』


そう言われた。
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夜行回路 ©著者:Snowite

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