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8章:18歳~無くした人格と綺麗な躰~
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もちろん、藤田に会えるわけない。
けど、中居といると何か落ち着くから。
それから、ずっと中居の家にいた。
中居は、毎日、ちゃんと帰ってきた。
私は、掃除したり
中居の家に私のものが増えてったり。
中居の家に馴染んでた。
ある日、中居が
『もう、俺仕事やめたい。
リナさんおらんグランドなんて楽しくない。
リナさんだけが俺に優しくしてくれてた。
俺、もうやめたい。』
そう私に泣きついてきた
私がグランドにいたときから
中居の愚痴や相談は私がしてた
たまに内緒で仕事手伝ったりして
まだお盆持ちだったけど
中居を私のお客様に紹介してお客様と三人で仲良くしてたりもしてた。
『中居。今は私いないけど
中居はあの頃からずっと頑張ってたじゃん。
なのに辞めるなんて勿体ないよ。
中居は絶対仕事で上にいける!
私は中居が仕事できる子ってわかってるよ!
だから、辞めるなんて言わないで。』
『でも、リナさんいなくなってからすごい寂しい。
何でだろ、みんな女の子冷たいからさ。』
『私はここにいるよ。話くらい聞けるから、店に私がいないだけじゃん。』
『そうだね。でも、もう、地元帰りたい。
けど、悔しいから帰りたくない。もーなんなん!!!』
中居はすごく純粋だった。
私と同じ時期に入ってほぼ同僚。
生意気なやつだったけど
いいやつなんだ。
次の日に中居が仕事の時
『今日エッチする?』
そんな馬鹿げた連絡をした。
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