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1章:ある日の午後 (1/1)

1章:ある日の午後

『あ〜、もう』


これ、重すぎだっつーの
何キロあんのよ、もう


繁華街から、
少し離れた住宅街の
長い長い坂道。


あたしは、母のお使いで
この長い坂道の先にある


母の親友が入院する
病院に向かっていた。


母の親友の名は


立花 紗栄子さん。


あたしが、小さな頃から
うちによく出入りしていて


みっちゃんみっちゃんと
いつも可愛がってくれた
親戚のような存在の人。


すごく美人って訳じゃないけど
いつも優しい目で笑っている
とても魅力的な女性だ。



そんな彼女がなぜ…


ううん。よそう。


泣き晴らした目で
なんて会えないから。


あたしは、この
くそ重い荷物を
必死で抱えながら


長い長い坂道の先を目指していた


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運命交差点 ©著者:咲耶姫

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