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美「チーズハンバーグね!
わかったよ、機会があればね」
裕『ねぇ…その前に、2人で飯とか行かない?』
美「…え?でもそれって…」
裕『マネージャーには内緒で、ゆっくり話したいんだ美織と…
直接』
美「…本当?本当に言ってる?」
裕『うん、マジだよ。ダメかな?…でも美織も今、大事な時期だもんな。ごめん、こんな事言って…
俺ダメだね…自覚が足りてない』
美「いや…私は大丈夫。
会えたら嬉しいよ。凄く…」
裕『本当に?良かった…
じゃあ直ぐにとは言わないけどもし、予定が合う日があれば飯付き合って』
美「もちろん…です」
裕『はぁ〜…良かった。
断られたら俺、へこみすぎてこの後仕事にならなかったわ』
電話越しでは更に明るくなった声が聞こえてくる
裕『じゃあ俺もう行かなきゃ。
電話付き合ってくれてありがとな
また連絡するね。おやすみ』
美「頑張ってね!無理しすぎないでね…おやすみなさい。」
ツーツーツー
しばらく切れた受話器をそのまま耳に当てていた。
本当は飛び上がって喜びたいくらい嬉しいのに…素直にそれが出来ないのが、正直苦しかった。
心に突っかかっている佐々木の『売名行為、利用』の言葉…
携帯を抱きしめると頭まですっぽりと毛布をかぶった。
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