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3章:3. (16/16)





美「チーズハンバーグね!
わかったよ、機会があればね」


裕『ねぇ…その前に、2人で飯とか行かない?』


美「…え?でもそれって…」


裕『マネージャーには内緒で、ゆっくり話したいんだ美織と…
直接』


美「…本当?本当に言ってる?」


裕『うん、マジだよ。ダメかな?…でも美織も今、大事な時期だもんな。ごめん、こんな事言って…
俺ダメだね…自覚が足りてない』


美「いや…私は大丈夫。
会えたら嬉しいよ。凄く…」


裕『本当に?良かった…
じゃあ直ぐにとは言わないけどもし、予定が合う日があれば飯付き合って』


美「もちろん…です」


裕『はぁ〜…良かった。
断られたら俺、へこみすぎてこの後仕事にならなかったわ』



電話越しでは更に明るくなった声が聞こえてくる



裕『じゃあ俺もう行かなきゃ。
電話付き合ってくれてありがとな
また連絡するね。おやすみ』


美「頑張ってね!無理しすぎないでね…おやすみなさい。」



ツーツーツー



しばらく切れた受話器をそのまま耳に当てていた。

本当は飛び上がって喜びたいくらい嬉しいのに…素直にそれが出来ないのが、正直苦しかった。




心に突っかかっている佐々木の『売名行為、利用』の言葉…

携帯を抱きしめると頭まですっぽりと毛布をかぶった。
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窓の外は晴れ ©著者:天使

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