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6章:②*いけない世界 (23/23)





白崎「こっちにおいで。」


水ボトルを持ち、白崎の隣に座る。



白崎「今仕事中。いつまでも居てくれていいよ。」


ん、アタシなんか話したのか!?


アタシ「なんか言ってました?」

白崎「少しね彼氏の事、桃崎の事」


あちゃー(×_×)




白崎「桃崎には、知らない事にしとくから。昨日桜木の店の時、桃崎来れるみたいだけど、あえて呼ばなかったんだ。」

必死だから、なんか変だと思ったらしい。
桃崎がスカウトした子は必ず一番になる、ってジンクスがあって、5年ぶりのスカウト


白崎「力が入るのもわかるけどさ〜。私情挟むのは違うかなあ〜まあでも、ゆずさんがその気じゃないみたいだから、助かったけど。今日は休んだら!?」

アタシ「大丈夫ですかね?」


白崎「体調不良は仕方ないでしょゆずさん、寝たら

アタシ「あ、はい。」



アタシはお言葉に甘えて、また寝た。


次に起きたのは昼前

また部屋を出る。
ようやくTシャツを後ろ前に着ている事に気づく。

なんか苦しい気がしたんだよね…。



また部屋を出ると、白崎は大きなソファーにガウンで寝ていた。

毛布がソファーの下に落ちていたから、かけた。



白崎「お目覚めは?」


アタシ「起こしちゃいましたか

白崎「敏感肌だから、俺(笑)お腹すいたでしょ。シャワー浴びといで。なんか作ってあげるから。」


バスルームに案内され、新しいTシャツと、在庫の下着、バスタオルを手渡された。

真っ白なレースの下着…




バスルームから出ると、良い匂いがした。


白崎「早いねそろそろ出来るよ〜。座って」



ダイニングテーブルの上には何種類かの料理が並ぶ。
温野菜の上に鶏肉のソテー
野菜コンソメスープ
ふわふわのスクランブルエッグ
トマトのパスタ


アタシ「凄い…」

白崎「久しぶりに作ったよ〜」


アタシ「すぐ主婦になれますね。」


白崎「主婦にはならないよ〜ゆずさんが良ければ、ずっと居ていいからね」

アタシ「それはさすがに(笑)」



白崎「食べて




どれも、プロみたいだった。


洗い物はアタシがやらせてもらった。


白崎「俺ちょっと出るけどお茶の時間過ぎたあたりには戻るからさ。」

アタシ「はい

白崎「これ鍵ね。オートロックだから気をつけて




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エルコラソ ©著者:愛希

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