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42章:準々決勝
“夕月 藍”
先程…
中尾さんから全てを聞きました。
私を夜王ボンバイエに誘ってくれたのは中尾さんがセコンドをやるからではなくて、慧侍さん…いや圭二さんが出場するからだってことを。
ここ数ヶ月、圭二さんがお店にいらっしゃらなかった理由は、お客様としてではなくて一人の男性として私に相応しくなる為にホストになったこと…
そして今まで喧嘩なんてしたことが無かった圭二さんは、それまでの弱々しいただの客でなく、生まれ変わった自分を私に見てもらいたくてこの大会に出場したということ…
私がまだヘルプ専門で、お店のキャストさんたちやお客様からも相手にされない雑用係だった頃、初めて指名を頂いたのは圭二さんでした。
どんなにツラくてもキャバ嬢というお仕事を続けられたのは、圭二さんの励ましや優しさがあったからと言っても過言ではありません。
圭二さんがお店に訪れなくなり一切連絡が取れなくなってしまった時は、私に何か落ち度があったのだろうと落ち込んだ時期もありました。
あの頃落ち込んでいた理由は、自分に落ち度があっただけじゃなかったってことを…今確信しました。
私はあの頃から圭二さんのことを…
ただのお客様として見ていなかったんだという自分の素直な気持ちに気付いてしまったのです。
中尾さんからそのことを告げられた時、溢れる涙が止まりませんでした…
お客様に本気になるなんて…キャバ嬢失格ですよね。
私はそれでも構わないの。
ただ…
圭二さんが無事に帰ってきてくれるなら…
今はそれだけを願っています。
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夜光戦士の詩 ©著者:南月☆Dieち
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