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38章:Bブロック1回戦
1回戦
第5試合
浜崎歩夢
“FREE&ECSTASY”
高崎
VS
一之瀬葵
“BERSERK”
郡山
“一之瀬 葵”
なんだろうな…
もともと俺は生まれ故郷の福島があまり好きではなかった。
正直言って中途半端な東北地方で大して面白くもない福島が大嫌いだった。
大震災の被害や大混乱は本当に酷かった。
未だ行方不明の俺の仲間が何人も居る。
特に被害がなくても放射能を怖れて福島を離れて別の県に移り住んだ仲間もたくさん居る。
正直俺も福島から逃げたかったよ。
だけど俺は福島に残った。
大震災後の福島の暮らしは思った以上に大変だったよ。
俺の住んでいた地域は補償金が出なかったし、働いているホストクラブは営業出来る状態じゃなかったし。
それでも残った人たちで力を合わせて頑張ってきたよ。
大震災からしばらく経って、福島を離れた人たちもたくさん戻ってきた。
戻ってきた人たちのことを裏切り者呼ばわりする人も居たけれど、俺はそうとは思わない。
福島に帰ってきてくれててありがとう!
って心から感謝している。
福島が大嫌いな俺だったけど…
気が付いたら生まれ育ってみんなで力を合わせて生きてきた福島を心から愛していた。
大震災はとても不幸な出来事けど、生まれ故郷の福島を好きになった原因なのは確かな事実だ。
入場曲は“猪苗代湖ズ”の
“I love you & I need you ふくしま”
を選んだけれど、ただ福島をアピールするだけって気持ちは全く無い。
観客や選手の中には
“いつまでも可哀想な福島の同情の押し付けウザい。”
と、思う人たちも居るだろう。
俺が出場している夜王ボンバイエは闘う為の場所であって、福島をアピールする場所じゃないから。
福島を愛する気持ちと対戦相手を倒すことは全くの別物だけど、敢えて俺は福島の愛を胸に戦い抜こうと思う。
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夜光戦士の詩 ©著者:南月☆Dieち
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