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34章:歌舞伎町の夜光戦士 (1/2)

34章:歌舞伎町の夜光戦士

“カダフィ”




2丁目のボーイズバー
“黒薔薇”でのバーデンの仕事もようやく板についてきた。

男たちにちやほやされることは初めのうちはとてもこっぱずかしかったけれど、慣れてくると…あの人には申し訳ないが…すこぶる快感である!



ここのオーナーは、女性の入店は固くお断りな“黒薔薇”の他に、男性の入店は固くお断りな“ロゼ”と言うボーイズバーを歌舞伎町で経営している。

“黒薔薇”が暇で、系列店の“ロゼ”が忙しい時にはヘルプに行くこともある。

女相手の接客には強い嫌悪感があるけれど、頼まれたものを断ることは私の戦士の一分が許さないので、最近では週に3日は手伝いに行くようになった。


“ロゼ”では寡黙な男を演じ、客とは必要最低限のことしか話さない。


ある日“ロゼ”の店長から
「カダフィくんはいい体してるけど、何か格闘技とかやってたの?そうだ!よかったらうちの店所属扱いで“夜王ボンバイエ”に出場してみないかい?」
と言われた。

店長に“夜王ボンバイエ”のことを詳しく聞いてみたら、夜の世界で働く男たちが己のプライドを懸けて戦う総合格闘技の大会だそうだ。

そのことを聞いた瞬間、私の中で眠っていた獰猛な何かが目覚めかけている感覚を確かに感じた!


この獰猛な何かを解き放った時には、私は本当の“私”を思い出すかもしれない。

これは私の“聖戦”に違いない!


返す言葉で大会の出場を承諾した私が居る。
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夜光戦士の詩 ©著者:南月☆Dieち

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