ホスト,キャバ,風俗等のちょっと大人の無料ケータイ小説!PC,スマホ、ガラケー全対応!

32章:八王子の夜光戦士 (1/1)

32章:八王子の夜光戦士

“希咲 瑠華”
(きさき るか)




八王子の
“デリンジャー”
に入店して三ヶ月目のまだまだ新人、瑠華るんです(笑)



奥多摩から夢を抱えて八王子に出てきてホストになってみたけれど、未だにお客さん一人も居なく、売り上げが0円の俺は仕事も生活も結構大変なんですよ。


店ではヘルプとキャッチと立ち仕事だけで…
なんかこのまま一人もお客さんが付かなかったらどうしよう…って不安が消えません。


自分のお客さんが一人もいない僕の給料は、ひと月フルで働いても寮費や罰金などが引かれ、五万円がいいところです。

仕事以外の時間もSNSとかを駆使して営業に繋げるように努力はしていますけれど、結果が出ない努力は何もやってないと一緒ですよね。

顔は悪くないと言われるけれど、ホストのくせにナヨナヨしているのが気持ち悪いと店の先輩やお客さんに言われることがあります。

いまいち自信が持てなくて、本当の実力の半分も出しきれないのが今の僕の実力なんです。



ホストを始める前は夢と希望に溢れていたけれど、現実を突きつけられた今は心が折れてしまいそうです。


今までと同じことをやっているだけじゃ、今のままから変わらないだろうね。



ある日お店の先輩同士が夜王ボンバイエの話をしていたのが聞こえてきた。

何のことだか気になって先輩たちの会話に加わり詳しい話を聞いてみたら、夜王ボンバイエとはホストが戦う格闘技の大会だと言うことを教えてもらいました。

出場条件は、今の店で3ヶ月以上働いているホストらしいです。




………夜王ボンバイエ

……夜王ボンバイエ?

…夜王ボンバイエ!?

夜王ボンバイエ…

夜王ボンバイエ!



出場条件が3ヶ月以上なら大丈夫!

格闘技経験はないけれど、格闘技マニアだから知識はあるぞ!

勝ち負けなんて関係ない!

大切なのは出場するってことだから!

大会までにトレーニングして、絶対に出場してやる!



これをきっかけに僕は変わるんだ!
101 /276

※この小説を友だちに教える⇒メール

いいね LINEで送る

夜光戦士の詩 ©著者:南月☆Dieち

夜のケータイ小説サイト「ホスラブ小説」
PC,スマホ、ガラケーで全ての機能が利用できます!

Copyright © hostlove.com All Rights Reserved.