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26章:歌舞伎町の夜光戦士 (1/1)

26章:歌舞伎町の夜光戦士

“華月 優”
(かづき ゆう)




夜王ボンバイエの出場も今回で5回目



最初の大会では1回戦敗退。

2回目の大会では二回戦敗退。

3回目の大会では奇跡的に準優勝したけれど、前回の大会では2回戦敗退。


出場回数が増えるにつれ試合慣れして結果を出してきたけれど、伸び悩みの壁にぶち当たってるんだよな。


初出場で初戦敗退した後に闘争本能に火が着き、仕事前にキックのジムに通い始めて4年が経った。

ホストをやっている以上は顔が命なんで、なるべく顔に被弾しないように鉄壁のガードを完成しつつ、オールラウンドに器用に戦えるようになったのはいいんだけれど、これといった決定打が無いのが唯一の欠点だ。



前回の大会後から約1年…
全体的のバランスとか一切考えずに左のボディーブローだけを徹底的に研究して鍛えまくった。



寝ても覚めても左ボディーブロー!

顔に打たれても相手に接近して強引にボディーブロー!



左ボディーブローだけを鍛えて9ヵ月…

左ボディーブローだけはジムのプロ選手たちをも圧倒する豪打を手に入れた。



今までみたいな器用なファイトスタイルは捨て去り、今回は左ボディーだけで対戦相手全員血ヘド吐かせてやるぜ!


“絆”
(きずな)
華月 優
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夜光戦士の詩 ©著者:南月☆Dieち

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