ホスト,キャバ,風俗等のちょっと大人の無料ケータイ小説!PC,スマホ、ガラケー全対応!

19章:草加の夜光戦士 (1/1)

19章:草加の夜光戦士

“鷹相 一夜”
(たかそう かずや)




俺ってそんなに顔色が悪いのか?



俺が働いているホストクラブ
“SPEED KING”(スピードキング)
では、20:00〜25:00迄の一部と、05:00〜10:00迄の二部営業制。

一部が終わってアフターするも営業掛けるも仮眠取るもよし。
二部営業までに戻れば問題ない。


二部の営業が終わるのは朝の10時で、その後掃除や何だかんだで店を出れるのが11時過ぎくらいだね。

仕事を終えて薄暗い店から外へ出ると、晴れた日は太陽の日差しが眩し過ぎて一気に現実に戻される気分だよ。




で、問題はお客さんから二部営業後のアフターを誘われる時…

俺の為にわざわざ来店してくださる訳だから、そりゃせっかくのお誘いは無下には断れないよ。


そして二部が終わり
いざお客さんとの待ち合わせ場所へ


まあ、初めてアフターするお客さんからかなりの高確率で言われる言葉が
「顔色悪いね…」
と…

微妙な空気の中、午前中もやっているアフター客ばかりなバーや、カラオケに行ったりするけれど、その後2度と来店してくれなかった客は結構多い…



俺らの仕事は、日の当たらない薄暗い店内で夜通し酒を飲む不健康極まりない仕事だ。


顔色が悪いホストは俺だけじゃない…はず!



そんな俺にも着いてきてくれるお客さんは少しはいるよ。

だけど新しいお客さんにアフターを誘われると少しだけ憂鬱な気持ちに襲われる。


それじゃダメだろ!


本格的な昼間恐怖症になる前に、早めに克服しておく必要がある!


荒治療かも知れないけど夜王ボンバイエの明るいリングで輝いて見せれば、昼間の太陽なんて大したことないと思えるかもしれない!

ホスト初めてからは行けてないけど、元々は灼熱の太陽が降り注ぐ海辺が俺のステージだったし!

格闘技経験は無いけど一応プロのサーファーだったし、身体能力にはそれなりに自信がある!


なんか勝てそうな気がしてきた!
75 /276

※この小説を友だちに教える⇒メール

いいね LINEで送る

夜光戦士の詩 ©著者:南月☆Dieち

夜のケータイ小説サイト「ホスラブ小説」
PC,スマホ、ガラケーで全ての機能が利用できます!

Copyright © hostlove.com All Rights Reserved.