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11章:西葛西の夜光戦士 (1/1)

11章:西葛西の夜光戦士

“純次狼”
(じゅんじろう)





東京の極東
江戸川区の西葛西でホストを始めて今年で5年目。

初めて入店したホストクラブが“REDFES”(レドフェス)だったし、他の店との交流もあまりないから、他の店のことはよく解らない。

他の店のことはあまり解らないけれど、俺には“REDFES”が一番だという誇りがある。



最近店長に昇格しました。

御多分に漏れず西葛西も不況の真っ只中で、近隣の水商売の店も潰れる所が増えてきた。

そんな中で店長と言う責任のある役職に就いたから、上からのプレッシャーや下からの突き上げなど大変なことも色々あります。

だけど俺がやるしかないからな。
俺がやらずして誰がやる!

“REDFES”は俺たちが守り抜いて、俺たちの力で発展させてやる!




もう現役は引退したけれど、オーナーはホストとしても漢としてもとても尊敬できる人で、かつては全国規模でその名を轟かせた伝説のホストでした。


漢としては、下手な組織さえもオーナーには手出しが出来ない程だと言う噂も聞いた。

実際今も化け物みたいに強い。
店のホスト全員が束になってオーナーに戦いを挑んでも、間違いなく全員が血祭りにされるだろう。


オーナーが敢えて西葛西という微妙な街にホストクラブをオープンさせた真意は解らないけれど、この街は徐々にだが確実に変わりつつある。

これからって時なのに、たかだか大不況になったくらいでREDFES”を潰す訳にはいかないんだよ!



ある日オーナーから
「純次狼!お前今度の“夜王ボンバイエ”に出場しろ!」
と言われた。

心の中では
“お前が出ろよ”と思いましたが、オーナーの命令は絶対だし、俺も前々から出場してみたい気持ちも強かったからもちろん承諾した。




俺はかつて某キックボクシング団体の日本チャンピオンに君臨してたこともありました。

選手としての現役中に当時勤めていた会社が倒産して、再就職先に困った時にジムの会長から紹介されたのが今の職場でした。

もっともジムの会長はホストクラブも経営していたんだけど(笑)



同じ団体で同じ階級、俺の前のチャンピオンで、タイトルを返上して他団体に移籍した二階堂凍夜さんが出場しないのは残念だけど、今度は俺が二階堂さんやオーナーに成り代わりホスト界での伝説を作ってやる!
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夜光戦士の詩 ©著者:南月☆Dieち

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