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3章:竹の塚の夜光戦士 (1/2)

3章:竹の塚の夜光戦士

“今村 政宗”
(いまむら まさむね)





世の中不景気でしょうがねえな。

不動産の営業の仕事もぱっとしないし、今の会社にこのまましがみついたとしても先が見えてきたし。


思い切って会社を辞めて、地元竹の塚のホストクラブに転職しました。


顔はそこそこイケてるとは言われるけど、営業で鍛えた…と言うか、基本的に人と話すのが好きだから営業の仕事を選んだって感じだけど。

俺のエリアに引きずり込んだら誰が相手でも落とす自信ありありだし。

例え彼氏や旦那が居ようが関係ない。

相手のパートナーよりも俺に魅力があればいいだけだし。

奪われた相手の男からの逆恨み?

付き合ってるってことに安心しきって己を磨かなかったあんたの負けなんだよ。

所詮はダメなあんたに見切りをつけて、俺に乗り換えただけのこと。

あんたは彼女に捨てられた。
彼女は俺を選んだ。

ただそれだけのこと。


そんなこんなでホストになってみたけれど、プライベートと違い客から金を引っ張ることは一筋縄じゃいかねえや。

遅ればせながら
竹の塚“RED”の今村政宗です。

仕事は冴えないホストの客を片っ端からぶん取ればいいだろうと思ったけど、どうやら横取りは爆弾と呼ばれるホスト業界での絶対禁止行為らしい。

いくら冴えないとは言え一応先輩は先輩なんで、ホストとして働く以上は筋を通さなきゃいけないしな。

しかしフリーの客が来たら、こいつら…先輩たちには負ける気がしねえ!

俺らが客を選ぶんじゃなく、客が俺らを選ぶ真剣勝負。

勝負の場では先輩だろうが何だろうが気を使う必要は全く無い。

後で売れない先輩に
「少しは俺ら先輩たちに気を使え!」
と言われたら、逆に説教垂れてやる。

こっちはきっちり筋を通してるから、奴らは何も言い返せない。

売れないホストのヒガミほど情けないものはない。

本当にくだらない奴らばかりだ(笑)

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夜光戦士の詩 ©著者:南月☆Dieち

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