“山田 圭二”
(やまだ けいじ)




取るに足らないつまらない人生を送ってきました。

思えばおれの人生、ただただ暗闇の中に在り続けるだけの人生でした。



そんな人生の中で一筋の光



おれはある人を好きになりました。

決して結ばれることの無い恋だと人は言う。

周りの人には「やめろ」と言われるけど、今のおれにもそれは解っているのに諦めることが出来ないのです。

あの子の優しさ、あの子の笑顔…
それが仕事なんだと解ってはいるけど…
解ってはいるのだけれどあの子の笑顔を見たい衝動が止まらないのです！

そのためなら時間を惜しみません。
お金も惜しみません。

おれはただの客で、あの子は仕事の為だと解っていても…どうしてもあの子の笑顔が見たいんです！


普段は強がった態度を見せているけど、おれはとても弱い人間なのです。

昔からばかにされいじめられてきたおれは、女の子とまともに話したことなどありません。

そんなおれに初めて優しく接してくれた女の子

まともに人と目を合わせられないおれは、眩しすぎてあなたの目を見ることが出来なかった…。


けどおれはあの時の情けないおれとはちがう！

おれは強くなったんだ！

少なくともあの子の目を見れるほどに！

そう、強くなったんだ！

あの子を思う気持ちは誰にも負けない！！



部屋に飾ってあるあの子の写真を見ていると、力が沸いてきて誰にも負ける気がしなくなる！

ふと落ち込んだときでも、スマホの待ち受け画像のあの子を見ると勇気が沸いてくる！


おれは今日も会いに行くよ

あの子の笑顔に会いに行くよ