夜のケータイ小説サイト「ホスラブ小説」
-book.hostlove.com-
ホスラブ小説
ホスト,キャバ,風俗等のちょっと大人の無料ケータイ小説!PC,スマホ、ガラケー全対応!
16章:嫌な、風
(1/9)
メニューを閉じる
ホスラブ小説ホーム
あなたのしおり一覧
小説総合ランキング
ピックアップ作品一覧
昨日の閲覧上昇作品
作品評価ランキング
カテゴリ別ランキング
作者別ランキング
新着作品から探す(カテゴリ別)
みんなのレビュー
みんなの作者ニュース
みんなのファン登録
小説を作成
作者ログイン
小説ご利用ガイド
サイトニュース
16章:嫌な、風
え、と声が漏れた。
二人はあくまで順調らしい。
付き合ってまだ間もないし、
マンネリに入ったわけではなく、
至ってラブラブなのだという。
しかし、だ。
先日彼の家に行ったとき、
何か違う空気を感じたのだという。
「わかんないんだけど」
彩は言った。
「…髪の毛」
「え?」
「私のじゃない、黒い髪の毛が落ちてた」
「うそ」
「しかも長いの」
話しながら彩は涙目になっていった。
「それに」
声が震え始めていた。
「なんか、怪しいの」
なにが?
と祐美は優しく問う。
「携帯も、絶対見せてくれないし、必死で隠す…」
もう、どうしよう
といって彩は涙をぽろぽろと流した。
励ましながら祐美は思った。
こんな彩を見たのは初めてだった。
いつもの彩だったなら、
「なに、この毛」
と怒り出してけんか勃発、
更には携帯を折り割るというケースだろう。
「彩、大丈夫だよ」
鼻をすすりながら彩は
こくん、
とうなずいた。
「…本当に拓さんの事、好きなんだね」
つやつやの茶色い頭をなでて、祐美はいった。
.
<前へ
149 /223
次へ>
しおりを挟む
この小説の「目次」を見る
この小説の「レビュー」を見る
この小説の「トップ」へ
※この小説を友だちに教える⇒
メール
あなたへ −なまえのないもの− ©著者:いろは
しおり一覧
小説を探す
小説を作成
作者ログイン
夜のケータイ小説サイト「ホスラブ小説」
PC,スマホ、ガラケーで
全ての機能が利用できます!
http://book.hostlove.com
[ホスラブ小説]
広告募集係り
Copyright © hostlove.com All Rights Reserved.