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4章:過ちと償い
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「村木さん、料理長。1年に満たない短い間でしたがありがとうございました」
「陽さん、本職が忙しいなら週末の土曜日だけでも構わないんだよ」
村木は滴る汗を拭いながら、頭を下げる陽介を説得する。
梅雨が開け、厳しい夏の陽射しが本格化した7月中旬。
陽介はランチタイムが終わり賄いを摂るみどりを訪れた。
「村木さん、陽さんはちゃんとキッチンに人が入ったから辞めると言いに来たんだ。気持ち良く送り出そうよ」
料理長が食後のコーヒーをすすりながら村木の肩をぽんぽんと叩く。
「寂しくなっちゃうなー。陽さんなら“この道”でも充分やって行けるのに。みどりの支店を出す時は陽さんを今の会社から引き抜こうと皆で話してたんだよ!ははは!」
「はははは!」「はははは!」
村木の言い種に、陽介と料理長は声を揃えて笑った。
★★★
陽介がみどりを7月いっぱいで辞めるーーそれはその日の内にスタッフ全員に伝わった。
勿論、奈緒には事前に話はしてあった。
奈緒はそれに反対も賛成もしなかった。
陽介が決めたことに意見しないーーそんな理由ではない。
浮気からの借金の一件以来、奈緒の耕作への忠誠は完全に失われていた。
奈緒は陽介に会いたくなれば家庭を顧みずにやって来る。
だから陽介がみどりに居ようと居まいと奈緒には関係ないのだ。
恵美里は恵美里で父親と口も聞かない。
奈緒の家庭は崩壊への途を進んでいた。
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darkness in the heart ©著者:タルドス
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