夜になりリビングにおりていった。
母さんに問いかけられた。
「有希が目真っ赤にして出掛けたけどなんかあったの？」
なにもこたえられなくなった。
自分のせいなのわかっているから。
「……」
「俺のこと好きだったみたいで俺が振ったんだ。俺もあいつのこと好きだったけど今は別に好きなやついるからって断ったんだよ。まぁ気持ちのすれ違いだよね。」
悠斗がとっさに答えてくれた。
嘘はついてない。
でも言ってないことがある。
つまり隠し事をしてるってことだ。