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7章:〜抱える思い〜 (1/1)

7章:〜抱える思い〜

そんなこともあって、私の中でスタッフは恋愛対象にはならないって思ってた。

それに正直、本当の好きって何だろうって思ってた。
毎回お客様と交わされる甘い言葉。

"ゆずは、大好きだよ"
"ゆずはちゃん、僕だけのものになって欲しい"

"ありがとうございます、嬉しいです"
"ゆずはも大好きですよ"

そういってくれるのは本当に嬉しい。私を気に入って毎回来てくれることもありがたい。
ストップウォッチが鳴るまでの間、私は目の前にいる人を彼氏だと思って接している。
どんなにおじさんだったり、はげてたり、太ってたりしても。

ぴったりくっついてイチャイチャ。嬉しそうにキスをして、愛おしそうに口に含む。

これは私がこの仕事をしている上でのスタンス。

どこかの社長ならまだしも、普通の会社員にとって風俗遊びなんて安いものじゃない。
そして快感だけ求めるのではなく、気持ちも癒されたい人がほとんど。

私は可愛いわけじゃないし、とびきりスタイルがいいわけでもない。

だからこそ払ってもらったお金を恋愛として返している。

お金の上に成り立っている恋愛感情。もちろん来てくれるお客様の中には、ここで出会ってなければいいなって思う人もいた。
でも、結局お金と体があっての恋愛。

本当の私のことなんて何も知らないのに。

自然とこの仕事してる間は彼氏なんてできないと思ってた。

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好きになったらダメですか? ©著者:ゆずは

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