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6章:〜ルール〜
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6章:〜ルール〜
私は彼が入ってくる前にお店でわりとよく話すスタッフがいた。
同い年で共通の趣味があり、会うとその会話で盛り上がるので自然と話す機会が増えていた。
ある日の車の中で、そのスタッフが新しいコートを買いに行こうと思っているという話をしてきた。
"いいですねー、私もあさって休みなので買い物に行こうと思ってるんです"
"僕もあさって休みです、良かったら一緒に行きませんか?"
"あっ、いいですよー。
じゃあ、場所とか時間とかお店のパソコンで私のアドレス見て連絡ください"
そして翌々日待ち合わせしてご飯食べて買い物した。
私の中では同じ職場の同僚と出かけたぐらいの感覚。
その後もそのスタッフからは趣味のことや仕事のことなど、頻繁にメールが来ていた。
休みの日に飲みに誘われたりして、時間が合えば一緒に行った。
特に何かあるわけではなく、本当に友達のような感じでやり取りしていた。
それがあとから大事件になった。
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