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5章:アオイとナツとタクヤ
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5章:アオイとナツとタクヤ
わたしたちは普通のホストに飽き始めていた。
デリホスを呼んでみよう!と、なったのだ。
お財布にも(箱ホスよりは)優しいし。なんて、考えていた。
わたしが最初に呼んだのはアオイだった。
わたしはかなりの面食いだ。
自分の顔は置いておくが、面食いだ。
アオイのブログや宣材写真はとても格好良く綺麗だった。
アオイと初めて会ったとき。
知らんぷりして帰ろうかと思った。
ブログや宣材とは全く別人のアオイが、ハチ公前で手を振っていた。
わたしは目眩を覚えながら、とりあえず歩いた。
アオイは、
今日は何して遊びたいのー?
と、聞いてきたので、
普通のデートがしたいです。
と、緊張してる振りをしながら告げた。
アオイは、じゃー手でも繋ごうか!俺のとっておきの場所にご案内するよ!
と、笑顔でわたしの手を取り歩き出した。
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