11章:レンの過去の女性遍歴 (4/4)

私は起き上がり、ベッドに座り込んだ。横にレンが気まずそうな顔をして座る。

「ねぇ？」

「うん。」

「お客さんと、枕とかしすぎてそんな受け身になったの？」

「枕したことない。」

「もういいって！」

「する気もないけど、できないでしょ。こんなんだよ？」

「あぁ、まぁそうだけど･･･。」

「逆にお客さん、切れちゃう。」

自虐的にそう言って笑うレン。



「今まで彼女とかは？」

「ホストする前はいたよ。みんな長かったし。」

「その彼女の子達とも･･･ほら、
その･･･全部受け身？」

「うん。」

「付き合ってるのに！？信じられないんだけど！」

「みんな年上ばっかだったし･･･。
元々性欲あんまないから、自分からいく、ってことないもん。」

「それにしても、彼女とならもうちょっと、ほら、あるじゃん！」

「ずっとこんなだよ。誰も怒んなかったからいいんかなって･･･。」



悪かったな！
年上なのに怒り散らして！！