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「どうもー!じゃんけんに負けたやつでーす!」
レンと入れ替わりに、明るく笑いながら誠くんが席に着く。
さっきまでずっと無言だったので
誠くんとの会話は楽しかった。
酔いも手伝い、私は誠くんと腕を組んで、いい調子で飲み続ける。
「まこちゃーん!まーこー♪
この前はじゃんけんなんかで決めてごめんねー?なんで負けたのー?
私、まこが良かったなー!」
「またまた、ゆうちゃん、調子いいこと言っちゃって!」
「いや、ホントにー♪」
「ふーん?そうなの?
じゃあ、俺にMCする?」
「・・・う、うん。」
「ゆうちゃん、今の間はなにー?
本当はレンさんでよかったんでしょ?
嘘つきだなぁ。」
誠くんはそう言って笑った。
なんだか見透かされてるようで
急に恥ずかしくなってしまった。
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