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3章:運命のじゃんけん
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そうこうしているうちに時間になり内勤様がやってくる。
「ゆうちゃん、どう?
いい子いた?」
「うーん、悩むなぁ。」
「じゃあさ、2人選んでよ。
その2人もう1回つけるから!
考えてみて?誰にする?」
1人はもう決めていた。
色頑張ってて、会話も楽しかった誠くんって子。
あともう1人かぁ・・・。
別にいないけどなぁって思いつつ
ふと見たら内勤様の横にさっきの「君の瞳に乾杯」君がいた。
普通さ、送りとか聞きに内勤が来たらホストって席外すもんでしょ?
こんな時にまで気配消して座ってるとか、あんたは忍者か!
なにも言わず、じーっとこっちを見ている乾杯君。
この状況でこの子を選ばないのは
非常に言いにくい。
「・・・・・じゃあ、この子で。
名前知らないけど・・・・。」
「あ、レンです。」
って、今頃??
てか、名詞さえもらってないことに気がついた。
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