相変わらず何故か住み着いた彼女


私すら実家へ行く事が嫌になる位
彼女はひたすら自分のスタイルを貫いた


でもね



やっぱりね


とうとう来たよ この時がね(笑)


『別れるって言ってるだろ！』

『いやだー いやだよー 絶対に別れない 別れたくないよー』


二階から聞こえる心地よい会話


『お前ウザいんだよ!』


いいよ いいのよ
それでいいの

母と私
たぶん同じ事を思い黙って聞いている



…『別れるなら死ぬ！』



おっと



痛い女やね やっぱり



バタバタっ

二階から下りて来た彼女



そうそう もう出て行きなさい


すると


季節は冬 更に雪が降ってた日
彼女は叫びながら裸足で家を飛び出した


『司ー! 司と別れたくないよー!司ー!』



おめえよー


メチャメチャ近所迷惑やろが？
どんだけ叫ぶねん


母も飛び出した
『いい加減にして!』


そして彼女は狂ったように泣きながら



またも我実家へ戻ってきた



これ弟の嫁