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1章:18才 (1/4)

1章:18才

私と弟は6才離れています


弟18才の時
『彼女』を連れて来た


私は結婚してお腹に赤ちゃんを授かっていた


彼女との初対面


『こんにちは』とか『お邪魔しています』なんて言葉はなく


ひたすら実家のリビングで足の爪をほじっていた彼女


私がいても目も合わさない


弟の彼女とはすぐ分かったが
こんなに嫌悪感を抱いたのは初めてだった


『こんにちは』私から言ってみた


下を向いてた頭を少しだけ上げて
私を見たとたん

彼女は携帯を持ち何も言わずに出て行った


『何 あいつ』当然私はそう思った


母も彼女が嫌いだった

父親は前年
亡くなった


実家には母と弟
二人暮らし


彼女はそれから毎日何故か実家にいた


母は『帰りなさい! 親心配してるでしょ!』


と何度か言ってたが

返事すらしない


また携帯を持ち何も言わず出て行く


これが現在弟の嫁

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嫁 ©著者:水玉

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