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2章:変わり者の息子 (1/7)

2章:変わり者の息子

智子は普通の主婦である。
息子の通っている保育園は凄く自由だ。夏はサンダルでもいい。子供達にとって遊びがメインの保育園。駒回し大会、けん玉大会、べったん大会、じゃんけん大会。何でも大会にしてしまい、しかも先生も参加。いつも大人が本気で戦っている。智子はそんな保育園が大好きだ。智子も自由人だからだろう。
ある日息子の次の日の持って行くものを用意し、いつものカバンに入れようとした。息子が急いで「母ちゃん、これに入れて」と持ってきたのは段ボール箱だった。そういえば今日、園からみんなに配るオヤツのお菓子の箱にべったんを入れて持って帰ってきていたな?と思い出した。「あのね、それはカバンじゃないからね。それは箱」と言って無視しようとしたら息子が持っていくもの全てをそこに入れだした。「ダメ!カバンじゃないし格好悪いよ」と智子は説得したが頑固な息子である。言う事を聞かない。
智子は明日、園に行って、みんなに笑われたら止めるだろうと思い諦めて段ボールを許した。
朝になり近くなので、いつも歩いて送って行く。それを忘れていた。みんなが小さい息子が段ボールを持って歩いている姿を見て驚いた顔をするがすぐ笑われている。一緒にいるこっちが恥ずかしい。園に到着し、すぐ先生に息子の告げ口をしてやった。先生も苦笑い。ま、息子の気の済むようにと優しい先生だ。その日すっかり忘れていた智子が又、用意をしカバンに入れようとしていたら目の前に段ボールを出された。又そこに入れろと?智子は聞いてみた。「今日みんな、そんなカバンおかしいって言ってなかった?」首を横に振り段ボールを又渡された。うーん、うちの子は恥ずかしい事を分からない子か…。先生も気の済むまでと言ってたし仕方ないかと諦め朝に恥ずかしい視線を浴び登園。ちなみに息子は一番に園に行く!といつも異常に早く登園するので他のお母さん達にまで恥を晒されないで良かったと智子は心底思った。又、先生の苦笑い。うん、これは耐えれる!

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主婦・智子 ©著者:紅 芋子

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