家に着きひとりで泣いた。




ついこの前、この家でわたしはエコー写真をニヤニヤしながら見ていたのに。



今のわたしはひとり。



少し泣いてから落ち着いたわたしは



"今"を選んだからにはもう何も言わない。




わたしに泣く権利なんてない。



泣きたいのはお腹の中にいてくれた赤ちゃんのはずだから。


赤ちゃんのためにも、わたしは幸せになるんだ。


だから、もう泣かない。



そんなことを一人で考えながら眠りについた。