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6章:0 (2/9)





オレはヒメカを押し退け家に上がり込んだ




(くせぇ…吐きそう…)




ヒメカ『待ってよう〜♪もうっ♪ユウったらセッカチなんだあらぁ〜っ♪』



一部屋一部屋覗き淳也を探す



ユウ『淳也!!どこだ?淳也〜っ!!』



足がある一部屋で止まる

薄暗い部屋の柱にもたれ掛かり
項垂れている人影



(縛られているのか?)



服に見覚えが…この服は…



ユウ『淳也〜っ!!』



返事は無い


オレは駆け寄った

淳也の足元に広がる黒い染み



淳也の肩を揺すり顔を覗き込む



ヒメカ『ねっ♪すぐに会えたでしょっ♪キャハハハ〜♪』



ユウ『うぉぉぉぉぉ〜っ』



オレはヒメカに殴りかかった



ユウ『何で…ドカッ…何で…ドスッボコッ…何でなんだよ!!……何で!!ドカッドカッ』



ヒメカ『アイシテル?』


ユウ『は?』



ヒメカ『今5回殴ったからぁ〜♪それってア・イ・シ・テ・ルのサ〜イン♪でしょっ♪あは…あは…あははははははははははひゃはははははは…ハァハァ…』



ヒメカの高笑いが響く



(何なんだよコイツ…何なんだよ〜っ!!)



ユウ『止めろ!!止めてくれ!!笑うなぁぁぁっ!!ドカッ…ドカッ』



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