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6章:白紙委任 2
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意味が理解出来たのだろう。西村は青い顔になっていた。
「偽造か?」
「さあ?とりあえずこんなモンありますよって事です。」
「逮捕したるからな。」
「いいけど、借金ばれちゃうよ?」
「あれは…」
「賄賂みたいなもんなんでしょ?」
「…」
「でもね、契約書もある。しかも印鑑もこっちが持ってる。西村サンもただじゃすまないよ?」
「どうしたいんや?」
「お金払ってよ。」
「…いくら?」
「う〜ん…200かな。」
「アホなこと言うな!」
「でも利息含めたら300超えるよ?」
「…無理や。」
「どうせすぐ貯めれるでしょ?公務員なんやし。」
「…」
「悪い人から賄賂もらえばいいやん?簡単でしょ?」
「200は無理や。」
「今すぐ払うなら、100で手を打ったろか?」
「…100…」
心が揺れているのがよくわかる。
こっちとしても出来れば話しは短くしたい。
まさに駆け引きだった。
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