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5章:灰色な存在 (2/11)

 ZEROに入店して1ヶ月、さとちゃんとともみから指名を貰って一週間が過ぎていた。


既に同期のホストは何人か辞めていった。
入れ替わる様にまた新しいホストが入ってくる。


家が同じ方向でいつも電車で一緒に帰っていた後輩がいた。

この後輩の名は遊夜。
顔はいいのだが、
調子がいい奴で客は出来るのだが長く続かない。


仕事の帰り遊夜は別れ際にこう言った。

「ZEROで一回働いてみたいっていう先輩いるんすけど、
明日一緒に行くんでよろしくお願いします」

「おう。
じゃー明日な」

とは言ったものの、
遊夜とは仲良くしていたが、正直遊夜の先輩には興味がなかった。

遊夜の先輩とはいえ、ホストの世界は1日でも遅く入ったホストはみんな後輩だ。
俺にとっては一人の後輩と変わりがない。

ZEROに入店してたかだか1ヶ月だが、
俺には変なプライドがあった。


次の日遊夜は言ってた通り一人の先輩を連れてやってきた。


こいつの名前はレオ。
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失われた10年 ©著者:かんくろう

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