夜のケータイ小説サイト「ホスラブ小説」
-book.hostlove.com-
ホスラブ小説
ホスト,キャバ,風俗等のちょっと大人の無料ケータイ小説!PC,スマホ、ガラケー全対応!
54章:試練
(1/8)
メニューを閉じる
ホスラブ小説ホーム
あなたのしおり一覧
小説総合ランキング
ピックアップ作品一覧
昨日の閲覧上昇作品
作品評価ランキング
カテゴリ別ランキング
作者別ランキング
新着作品から探す(カテゴリ別)
みんなのレビュー
みんなの作者ニュース
みんなのファン登録
小説を作成
作者ログイン
小説ご利用ガイド
サイトニュース
54章:試練
東京に向けて走り出した車のフロントガラスには先程の田舎の風景からはすっかり変わり都会の夜景が広がる。優香は落ち着いたらしく大人しく隣に座っていた。
優香(ありがとう。付き合ってくれて。)
涼也(楽になったのか。)
優香(うん。すっきりした。行って良かった。)
涼也(そうか...)
優香(本当にいいの?)
涼也(何が?)
優香(私で。)
涼也(当たり前だ。)
優香(ありがとう。)
彼女の笑顔をみるとほっとする。
何故言ってくれなかったんだ、何故一人で抱え込むんだ。何故...
言いたい事は沢山あった。
しかし涼也は何も言わなかった。
ただ、側で彼女が笑っててくれるだけで、それだけでいい。そう思えるようになったのは自分なりに成長出来たのだろうか...
涼也(後日、市役所行ってくるよ。)
優香(今日行こう。)
涼也(でも...)
優香(大丈夫。私はもう平気。一人じゃないから...)
真剣に前を見つめ有城だそうとしている彼女に迷いは一切無い。
涼也はその足で婚姻届を取りに行くと二人のマンションに帰宅した。
テーブルに置かれた紙切れには自分たちの名前が記入されそれを見るとこんな薄っぺらい物で夫婦になれる事に違和感さえ抱く。
涼也(出来たか?)
優香(うん。書いたよ。)
涼也(後は証人だな。)
優香(やつしかいないね。)
涼也(あぁ。わかってる。)
彼は何て言うのだろうか...
それだけは今の涼也には想像すらつかなかった。
涼也(俺から話す。)
優香(うん。お願い。)
涼也は携帯を片手に寝室へ向かった。
薄暗い部屋で一人、決心し通話ボタンを押す。
涼也(もしもし。忙しい所悪いな。今...話せるか...)
<前へ
300 /314
次へ>
しおりを挟む
この小説の「目次」を見る
この小説の「トップ」へ
※この小説を友だちに教える⇒
メール
深海 ©著者:you
しおり一覧
小説を探す
小説を作成
作者ログイン
夜のケータイ小説サイト「ホスラブ小説」
PC,スマホ、ガラケーで
全ての機能が利用できます!
http://book.hostlove.com
[ホスラブ小説]
広告募集係り
Copyright © hostlove.com All Rights Reserved.