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44章:不信感
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44章:不信感
野田(おはようございます。)
涼也(おはようございます。)
野田(早いですね。)
涼也(良く寝れましたか?)
野田(ばっちりです!)
野田が起きると涼也は窓辺の椅子に座り煙草を吸っていた。
やがて起きてきたのは ゆうきだった。
ゆうき(おはよう。早いな。)
涼也(まぁな。堀井、そろそろ起きろ。)
堀井(ん〜。)
眠そうな堀井を起こし朝食を食べる為部屋を出る。
するとちょうど起きてきた優香たちがいた。
涼也(起きたか。)
優香(うん。ちょー眠い。)
小川(おはようーございます!!)
食欲が無かった涼也はコーヒーとサラダだけ口をつけ、朝からガツガツと食べる堀井に涼也は自分のぶんを渡した。
優香(どうしたの?お腹すいてないの?)
涼也(二日酔いかな。気にしないでしっかり食えよ。)
堀井(そいや昨日どこにいたんすか社長たち〜!)
涼也(旅館散策してた。屋上のプール忍び込んだりな!)
小川(えー楽しそう!行きたかったなー!)
野田さんは大人しく朝食を食べ、ゆうきは何時もと変わらず笑っていた。
ゆうき(昨日はうっさいことうっさいこと全然寝れなかったなー。)
堀井(寝るの早いんすよ先輩!)
野田(あっスミマセン。)
堀井(いやいやいや、野田さんじゃなくてですね...)
和やかなムードの中妙に真剣な顔をしている涼也に気付いたのは優香だけだった。
朝食を食べ帰り支度をした一同はチェックアウトを済ませ旅館を出た。
帰りの運転は涼也が担当し優香は助手席に座らせられた。
途中寄ったお土産屋もお昼に行ったお蕎麦屋も皆盛り上がる中一人何かを考え上の空の涼也。
そんな彼を優香は酷く心配していた...
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