優香(すごーい！ちょー広い！)


小川(最高ですね〜海目の前じゃないですか〜！)


優香(まさに二人じめだね！)


小川(いやん！何かムード有りますね〜！)


和室の部屋には大きなテーブルと座椅子が２つありフスマを挟んで窓辺にはガラスのテーブルと一人がけのソファーが２つ向き合い海を眺める事が出来る。


すると入り口からノックが聞こえた。


小川(はーい！！)


女将(失礼します。こちら女性用の浴衣となっておりまして、この中からお選びくださいませ。)


小川(かわいーい！！先輩どれにします？？)


数ある浴衣の中から小川はピンクの桜柄を選び優香は薄紫の華麗な百合の絵がはいってる浴衣を選んだ。


女将(後夕食は7時からとなっておりますのでゆっくり温泉で寛いでくださいまし。)


小川(ありがとうございます！)


丁寧に頭をさげると女将は部屋を出ていった。優香は窓辺のソファーに腰かける。


冬の海は何となく切ない気分にさせられ心が和む...


優香(綺麗だねぇ...)


小川(本当に。いつか堀井さんと来たいなぁ...)


優香(来れるよ。きっと。)


小川(きっとね。)