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23章:失う怖さ (1/6)

23章:失う怖さ

歌を歌い終えた小川は満足げな顔をしていた。
緒方はゆうきと会話をしている。


優香が席に座わるとゆうきは何か異変に気付いたのだろうか...
不思議そうな顔をしていた。


小川(社長も何か歌ってくださいよー♪)


緒方(俺はいいよ...)


堀井(いいじゃないっすか!せっかく来たんすから!)


すると緒方は渋々マイクを手にし悲しいバラード曲を入れた。


彼の声はとてもキレイで周りの皆を引き込ませた。小川は緒方の歌に聞き惚れ堀井は負けたと思ったらしく悔しそうにしている。


優香(こんなに歌上手くて女うけする顔してるんじゃモテるだろうよ。)


ゆうき(あはいつは昔からアイドルみたいだったからな。)


優香(なるほどね。)


ゆうき(でも...本気で愛したのは優香だけなんじゃないかな。)


優香(だって婚約者いたんでしょ?)


ゆうき(もう何年も前ね。でも俺からすれば良い関係には見えなかったけどね...)


優香(そう...。)


ゆうきはただ静かに彼の曲を聞きながらタバコを吸っていた。
悲しそうな目付きだった...


緒方は珍しくテンションが高く次々とお酒を飲むとボディタッチをしてくる小川に嫌がる事無く笑顔で会話をしていた。
優香は彼の空元気に気付いていた。
無理矢理酒を飲み変に上機嫌だ。
そんな緒方に気付いていたのは優香だけでは無かった。


ゆうき(やばいな。涼也少し飲み過ぎだ。そろそろとめたほうがいいよ。)


ゆうきは優香に忠告した。


優香(社長飲み過ぎですよ?少し休憩しましょ?)


緒方(なに言ってんだ。今日は飲み会なんだろ?)


小川(ねー?社長もっと飲んじゃってくださーい!!)


まるでキャバ嬢と常連客のような姿に優香は呆れていた。

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深海 ©著者:you

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