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5章:痛み
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5章:痛み
<< あの頃に戻れるならば...
もう一度お前を抱き締めたい...
この胸の痛みは、一生背負って生きる覚悟は出来てるよ。
さよなら... >>
望月の部屋に静かに流れるメロディ...
悲しく綺麗に歌い上げるその声は切なく、彼女の心を押し潰す。
涙が溢れ彼に会いたいと崩れ落ちる。
冷たいフローリングの床には、その曲のケースが落ちていた...
暗やみにうつるボーカルの横顔...もう何年前だろうか、あの顔に触れたい...
曲が終わり静まりかえった望月の部屋には携帯のバイブ音がなっていた。
涙を拭い画面を見ると、野平 ゆうき から新着メールが来ていた。
時刻は23時11分。
< お疲れ。横浜社長どうだった?今、涼也と飲んでるんだけど何してた?>
望月は携帯を閉じるとそのままベッドに横になった。
頭がガンガンする。
気持ちがモヤモヤしてとても不快だ。
愛しい気持ちと、怒りや悲しみ。苦しみを抱えたまま望月は一人涙を流していた...
寝室に置かれた白く小さな引き出しから昔の携帯を取り出し電源を入れる。
小さい機械から不快な音が響きわたり、久しぶりに光を放つ画面から昔のメールを開いた...
< もう一度 会いたい。俺が悪かった...>
目を閉じると彼の顔が浮かぶ...
望月はそのまま携帯の電源を落とし再び引き出しに戻した...
深いため息をつき、冷たい目付きで起き上がると彼女は部屋の灯りをつけた。眩しく照された床に置かれたCDケースを取り出しラックの奥底へとしまいこんだ。
鏡に写りこむ自分にため息が出る。鼻は赤く目は腫れている。
情けない素顔をメイクで隠し携帯を手に持つと家を飛び出した。
冬を迎えた夜空には今日も沢山の星たちが輝いていた...
優香< 今から行く>
ゆうき < えっ?今からって社長の家だよ? >
優香 < だから?住所教えて >
ゆうき < 東京まで来るの大変だろ。今家でしょ?>
優香 < 飲みの誘いじゃないわけ? >
ゆうき < いや...一緒に飲めるのは嬉しいけどさ、本当に今から来るの? >
優香 < 二時間後に。>
ゆうきはメールの内容を緒方に見せた。
緒方は驚いた表情をしていた...
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