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5章:秋のカメラ
「いつか、さよなら僕は夜に帰るわ
何もかも忘れてしまう前に」
連休の最後、何もかもつまってるはずの東京にやる事は何もなくなってしまい、当てもなく人通りにきた。
少し寒くなってきて、寒がりの僕は厚めのパーカーをきてそこに立ち止まった」
秋にさしかかったせいか、心境の変化か、人混みが茶色一色。
しばらくぼーぜんと立ち尽くし
こんなに人がいるのに、自分を知ってる人なんかいなくて
当たり前だけど1人だと感じた。
何もする事がない、たかが連休だが、何かを変えたかったのに、何もできなかった。
横に目をやると背の高いキツイ目つきをした女性が椅子に腰掛けて写真を撮られていた。
何も考えず写メを撮ってみた。人混みの中で撮影する2人を。アップデートした機能でヴィンテージ風とかにすぐ加工できるようになっていた。してみると、哀愁漂う一枚になった。自分の心と似ているようで嬉しくなった
路地にガラクタや骨董品を並べる老人の前で立ち止まり、カメラが目についた。
「これ使えるの?」
「使えるよ。フィルムの昔のだけど」
僕は老人の言う値段のお金を払い
簡単なレクチャーを受けた
すぐ電車に乗り山に出掛けた。東京にきてこんなにドキドキするのは初めてだ。
携帯にダウンロードした「ナイトフィッシングイズグッド」をリピートさして、テンションが下がらない様に外の風景をみながら、山につくのを待った
駅につくと東京とは思えない秋の自然があった。無意味に駅の看板をカメラで撮った
山の入るなという看板を無視してどんどん奥に入った。どれもこれも目に映るものが綺麗でシャッターをきった。木、川、鳥、花、なんでも撮った。
だんだん暗くなってきた頃にハッとして時間を見るとすっかり遅くなってしまった。
あと一枚。あと一枚だけ撮って帰ろう。音楽を消して自分なりに感覚を研ぎ澄まして被写体を探す
「あ」
すると、川の横で人が写真を撮っていた。よれよれのジーパンに、お世辞にも可愛いといえないパーカー。少し見ていると、1人のようで何かを何回も撮っていた。
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病んだ心の傷の美しい純白 ©著者:コウ
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