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4章:アネモネの花言葉
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4章:アネモネの花言葉
「リン、リン」という音で目が覚めた。
胸のあたりに黒猫の『凛』がのってきて、大きなアクビをする。
軽く撫でてやり髪を少し撫でながらベットから降りる
下着を履き鏡の前で軽く髪をとく
顔を洗い済ませると、サイフォンにブルーマンの豆をひいて珈琲を入れる。砂糖はいつも三杯
珈琲が冷める少しの間に葉巻煙草の、Brack Stoneのcherryを吸う。あまり好きな煙草ではないが、匂いがきつく独特なのでお香がわりに毎朝一本だけ吸う。
半分くらい吸うと珈琲が丁度いい熱さになる。
携帯を探そうとすると、凛が鳴くので、朝ご飯の餌をあげた。
少し右耳だけ千切れたところをピンとはねて、携帯を開く
6件LINEがきてたが、内容が軽いのを確認すると既読にせずそのまま、ほったらかし
人差し指でディスクを持ち音楽をかける。
鴉の黒髪ストレンジャーだ。切なく激しく歌う様は歌詞が脳を刺激して、PVの主人公になりきるように、少し陽気になれる。
時間がきてだるだると仕事服をきて、軽くメイクを済ませる。
凛の近くにいき、必ず千切れたほうの耳から撫でおろし、「いってくるね」と家を出る。
会社から現場に行き、打ち合わせをして、作業にとりかかる。
改めて部屋をみると悲惨という単語が相応しい。なにせここに死体が転がっていたのだから。
今日も孤独死の部屋の後片付け。ここは、生と死の狭間などではなく、圧倒的な、虚無感がひしめいている。
アルバムなどを見つけると遺族に渡そうとするが「いらないから。
もぅいいからさっさと全部捨てちゃって下さい」孤独死などの遺族は大体こんなもので。
私はそこが気に入ってこの仕事を続けている。
ここでは上っ面の綺麗な仮面をとった、汚いゴミクズの人間がよく見える。
そんな人間を見て、正直。笑える
だって他ではきっと故人を悲しむふりしてるんですもの。
貴方達とっても笑えるの。
そして線香をあげる
「線香だけでも…」と、遺族に言うと
「臭いから入りたくないよ、やっといて」
いつも此処で私の中の道徳心と、内心笑ってしまうような不思議な感覚が喧嘩をする感じがする。
結論はいつも同じ
「あんたが死ねば良かったんだ」
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病んだ心の傷の美しい純白 ©著者:コウ
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