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3章:エピローグ (1/1)

3章:エピローグ

やがて朝になった。

隣に彼女の姿はなかった。

夕方まで彼女を待ち続けたが戻ってはこなかった。

私は連絡先を書いた置手紙をすると彼女の部屋を出た。

それから1週間が経った。

彼女からの連絡はなかった。

共通の友人に連絡を取ってみた。

友人の言葉から聞かされたのは・・・彼女の死だった。

私と再会する前日に癌で死んでいた。

彼女と過ごした1日は何だったのだろう。

彼女の想いが私を誘ったのだろうか。

彼女は私に何を求めていたのだろう。

知る術は途切れしまっている。

夢の欠片を集めるように、その時の事を思い出そうとした。

何も思い出せない。

何も見えない。

何も聞こえない。

電話の切れた音が鳴り響くだけだった。
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夢の欠片 ©著者:空

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